ミスカギッ子は時代劇がお好き #1 

このブログをご愛読くださっている皆様なら、もうそろそろお察しのことと思われますが、幼少期の写真を初っ端から見せられた日は「どうでもいい思い出話と絡めた、世界トップランクのどうでもいい情報を、一方的に語られる回」でございます。まぁ、いつも9割型どうでもイイ話ばかりですので、通常運転といえば通常運転です。

さて、冒頭のお写真をいじる前に、いつものように本日のNYについて少しお話しいたしましょう。前回、私が勝手にNYモデルと名付けた、ロックダウン解除における7つの達成すべき目標なのですが、本日、3項目クリアに下がってしまいました<呆>。それもそのはず、ここ数日、今季初の夏日を迎えまして、自粛疲れの方達が一斉に外出、公園などに大集結した結果、感染率が増加という非常にアホな結果となりました。私も昨日、定例買い出しに出かけたのですが、いつも静かでゆったりとしている近所の公園に、びっくりするぐらいの人が集結し、1mも満たない至近距離で、マスク無着用でおしゃべりしているグループを、何十組と見かけました。いまだに毎日4ケタ超えの新規感染者が出ているのに、夏日になっただけで気が緩むとか…<呆>。これはいよいよ、公共機関を使わない移動手段、自宅から徒歩で通えるスタジオなど、色々考えないといかんな〜と思った次第でございます。

前置きはこれぐらいにして、そろそろ冒頭の写真について触れましょうか。これは、私が小学2年生の春先、野原に遊びにいった時の写真でございます。なぜこの頃のことをお話ししようかといいますと、実はこの年の10月より両親が共働きとなり、一般小学生から華麗なるミスカギッ子へ転身、この経験が、私の人格形成および創作活動全般、Bearömixxの世界観を形成する上で、切っても切れない非常に重要な転機となっているからです。今回もなんとなくこじつけたんじゃね臭のただようお話ではありますが、どうぞお付き合いくださいませw。

令和の世を生きる皆様なら、学校が終わったあとの小学2年生を、たった一人で放置しますかね?いや、しね〜よな、普通w。放置と言うと人聞きの悪いお話なのですが、学童保育を利用する、知人に預けるなど、両親も色々試行錯誤したようなのですが、すべてを断固拒否した私、小学2年生にして、両親の目から離れた「完全なる自由」を手にしたのであります。当時小学6年生だった姉も数時間後に帰宅するし、母も7時前に帰宅するということで、私の施設利用完全拒否を受け入れました。自宅の鍵のついた紐を首からかけられたとき、気の毒そうに「あんたも鍵っ子になっちゃったね〜」と呟いた母の顔、今でもはっきりと覚えています(注:うちの母親は関西弁を話しませんw)。

普通の小学2年生なら、学校から帰宅後、突然一人になったことで、不安や寂しさからくる恐怖を覚えるかもしれません。しかし私、このような感情とは無縁のガキんちょでしたので、開放感と喜びがいっぱい、毎日何をして遊んでやろうかと、そればっかり考えておりました。昭和の小学2年生といえば、帰宅するのはだいたい2時半ごろ。そこで一番初めにする行動といえばやはり、テレビのスイッチをオン!です。

当時の大阪の2時半と言えば「2時のワイドショー」からの「3時のあなた」でした。しかし小学2年生にとって芸能人のゴシップなんて、クソほどもつまらない情報です。そこで速攻「教育テレビ(現Eテレ)」に変えるのですが、なんだかよくワカらん講座的なものしか放送されていないし、アニメはまだやっていない時間…となると、残されたのはズバリ「時代劇の再放送」枠でしたw。さてさて、昭和の小学2年生が、2時半に帰宅して毎日見ていた時代劇とは…ズバリ!!!

どどどーーーん。燻銀すぎやしませんかw?「影の軍団」シリーズ(1980〜1985)より、「影の軍団3」でございます。影の軍団といえば、時代劇ファンなら誰でも唸る、伝説の忍者ドラマです。千葉真一氏演じる忍者・服部半蔵が、御庭番の甲賀組や悪と闘う極太のストーリー展開に加え、千葉氏率いるジャパンアクションクラブによる、見応えたっぷりの高度なアクロバット技術により人気を博しました。かのクエンティン・タランティーノ監督作品「キル・ビル」での千葉氏採用も、影の軍団の熱狂的ファンである監督たっての希望だったそう。また、共演者である長渕剛さんの奥様、志穂美悦子さんのユニセックスな魅力も見どころの一つですし、まだまだ駆け出し俳優だった真田広之さんも、めちゃくちゃカッコイイ若手忍者として出演されています。

とにかく衣装がカッコイイんですよ。忍者と言えば、伊賀式袴に頭巾が定番なのですが、千葉氏のかぶる鎖帷子のような頭巾に額当て、志穂美氏のポニーテール、くのいち風衣装、さらにはお昼の活動時に採用された迷彩柄の忍者服、キラリと光るサテンのスカーフなど、斬新!私の知る忍者とは違う、装飾品のたくさんついたスタイリッシュな衣装に釘付けで、当時の落書き帳にもくのいちばかりを描いておりましたw。また、細かいストーリーはそこまで覚えていないのに、小学生が見るには早すぎるお色気シーンがたびたびあったことは、なぜか覚えておりますw。

そして、その後3時より始まるのはコチラ!

どっどーーん!里美幸太郎様御降臨でございます。昭和の関西の午後3時といえば、「長七郎江戸日記」(1983〜1991)でございますよ。最近まで BSフジでも再放送されていたので(帰国した際、うちの父が見てましたw)もしかしたらご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。駿河大納言忠長卿の遺児・松平長七郎長頼が、江戸に広がる悪を倒してゆく痛快時代劇で、町人との触れ合い → 悪人(大抵悪代官+悪商人)の悪事にまきこまれた人を助ける、というパターンで構成されております。里美様の抜群の安定感、所作の美しさはピカイチで、小学2年生からみても、長七郎のオーラは別格でございました。

小学2年生が長七郎で一番注目していたのは、悪人の開き直り方です。時代劇といえば、ほとんどの場合、終盤に大立ち回りが用意されております。水戸黄門での印籠や、桃太郎侍(主演:高橋英樹)の口上「ひとつ、人の世の生き血をすすり、ふたつ、不埒な悪行三昧……(以下略)」が有名ですが、江戸日記では、徳川の血を引く長七郎の登場に、悪人たちはとりあえず平伏すのですが、必ず「開き直って」総勢で切り掛かっていって返り討ちにあうパターン。その開き直り方が、毎回面白いんですよw。

「こやつは長七郎君の名をかたる偽者じゃ!」

「ええい、長七郎君とて構わん!」

「野に下った長七郎君など恐るに足りん!」

と、ヤケクソ感がたまらないw。もし、どこか見る機会があれば、里美様の美しさと、敵の開き直り方に注目しながらご覧になってくださいね。いくらもう後がないとはいえ、徳川の血を引く若君に、斬りかかるかねぇ…。

とまあ、こんな具合に、多感な時代に、どんどん時代劇のエキスを吸収していった私、こんな大人になりました(テヘペロ)。私の創作物の中に、はっきりと表立った時代劇表現はございませんが、時代劇のもつお話の起承転結、お約束パターン、決め台詞などの要素は、表現をする上での糧となっております。まったく、何が役に立つかワカリマセンね〜。ですので、ココで撒き散らされる「世界でもっともどうでもいい情報」も、何かの糧になる……………かもしれませんw。

ところで皆様、恐ろしいことに、今回のタイトル、ナンバリングされていることにお気づきでしょうか?#1ということは#2もあるっちゅーことです。え?なんでって?そりゃもぅ、ミスカギッ子お気に入りの時代劇がたったの2作品なワケないからですw。今回準備してたのに、ぜんぜん治らんかったのですよ。ですので、次回、無理やり、治りきらなかった作品をご紹介して、ぜひ、時代劇の普及に勤めたいと思います。こ〜んなに面白いのに、時代劇地上波削減とか、もったいなさすぎる!

最後に、時代劇繋がりで、すゑひろがりずのゲーム実況動画「集え!けもの共の藪!」をご紹介しましょう。ずいぶん話題になっていたのでご存知の方も多いかと思われますが、すゑひろがりずが、ひらすら「狂言風」にどうぶつの森をゲーム実況するシリーズです。今までで見たゲーム実況の中でダントツに面白くて、笑い死にかけましたw。ご興味のある方はぜひご覧になってくださいね〜。それでは#2でお会いいたしましょう〜。

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