青春はサクランボの味

まず初めに、皆様、私、超元気でございますよ。2020年3月27日現在、NYにまつわるおっそろしい数字がバンバンニュースで流れておりますが、前々回でもお伝えした通り、引き続き、超多忙かつ充実した引きこもり生活を送っております。日本の皆様、ご安心くださいませ。お互い、万全を尽くしつつ元気に楽しく過ごしましょうね〜。

さて、本日のネタなのですが、Bearömixxを構成しているとっても大事な要素の一つである「マンガ」、さらに現在の私の核にあたる部分に影響を与えた5つの作品の中から、一つのお話について語ってみようと思います。

きっかけは3日前のTwitterでのこと。お昼ごろから「私を構成する5つのマンガ」というハッシュタグがおよそ半日以上トレンド入りしていました。仕掛け人は、企業家のけんすうさん率いるマンガコミュのオンラインサロン「アル開発室」。オンラインサロンといえば、キングコングの西野亮廣さんが仕組みを考え設立した、有料会員制コミュニティー「Salon.jp」が有名ですが、アル開発室もその中の一つ。現在無料配信中のマンガ情報や、マンガ好きが集い語り合ったり、プロジェクトやイベントを企画し、面白いことをどんどん発信していこうというサロンです。

コチラのリンクから5つの作品を選べます。私も悩みながら、絞り出した5作品がコチラ↓

(すみません、名前はヒミツのアカウント名表示になっていたので、伏せさせていただきますw)

5つに絞るなんてムリやろ!この他にも、ぼのぼの、スラムダンク、TO-Y、キャンディ・キャンディ、パタリロ、ときめきトゥナイトなど、あげ出したら本当にキリがないんですが、今回上げた5つは確実に、血となり骨となり肉となった作品です。今回はこの中から、みつはしちかこ先生の「小さな恋のものがたり」についてお話しします。

皆様、このお話ご存知でしょうか?背が低い事がコンプレックスの高校生「チッチ(小川チイコ)」と、超イケメン・長身・スポーツマン・成績優秀でモテモテの同級生「サリー(村上サトシ)」の淡くピュアで瑞々しい、初恋の青春物語です。4コマと、四季折々の風景や植物の添えられた恋の叙情詩で構成されています。なんと連載開始は1962年、連載期間は52年4ヶ月!!たった一人の漫画家が続けた連載の中では、日本で3番目の長さ!スゴイ〜〜〜!

さて、私がこのお話と出会ったのは、小学校3年生の頃。当時ヤンチャだった私、家の奥深くに隠されたモノを発掘しまくるという、スリル満点な遊びにハマっておりました。姉の日記をコッソリ読む、姉の机の中を定期点検する、姉の机奥に隠されたオヤツを食う、というクソ妹っぷり。その日も、ベランダの物置の中に積まれていた古いダンボール箱に目が留まり、さっそく中身を確認しました。

そこに入っていたのがコチラ。

見たことのない表紙の本、それは10巻までありました。興味津々でさっそく中を読み始めたのですが、瞬く間にその面白さに引き込まれてしまいました。チッチのもどかしさ、サリーのデキすぎなモテ具合、親友のトンコや彼氏の山下君の優しさ、そして最初の二人の大きな危機のきっかけとなったスミレの君(京子さん)、陰ながらチッチを支えるステキな先輩岸本さん。その登場人物すべてに、心を奪われました。

さらに特質すべきはチッチのつくるオムスビ!これがまぁなんとも美味しそうなこと!ピクニックデートのエピソードがあるんですけど(すみません、現物実家に置きっぱなしなので何巻か思い出せません)、この描写が本当にスバラシイ!早起きしたチッチ、しっかりごはんを炊いて、丁寧に鰹節を削るんですけど、もぅ本当においしそうで!現在の私の異常なオムスビ好きはチッチが原点ですw。

この古い本ですが、実は母が結婚する前から持っていたモノで、大好きでそのまま持ってきたんですって!そのエピソードでさえ、なんだか淡〜いですよね。よく見つけたね、って驚いていましたw。まぁ、家中発掘するのが趣味でしたからw。

さて、長く続いたこのお話も、2014年、43巻で完結しました。もちろん速攻で読んだのですが、読了後、とっても悲しい気持ちになりました。なぜなら、とっても寂しい終わり方をしたからです。と言うと、どういう結末になったのか、大体予想はつくと思うんですど…。

とはいえ、このお話、実はここで終わりではありません。4年の時を経て「その後のチッチとサリー」というサブタイトルのついた「小さな恋のものがたり」の44巻が、2018年、突然発売されました。サリーとの具体的なエピソードはほとんどないのですが(と言うと、43巻の結末がバレバレw)確かに、サリーの気配はするのです。

みつはし先生ご自身も結末後、落ち着かない数年を過ごされていたそうでw、さらにチッチが「描いて!」とけしかけてきたとのコト。そうやってゆっくりと描きためていったのが44巻なのだそう。嬉しいことに、今後もう少し未来のチッチとサリーについて描いてみたいですって!やった!!!ただ、もうすぐ80歳とご高齢な上に、10年ほど前に体調を崩されたそうで、なかなか思うように執筆が進まないとのことですが、ぜひ、その後のチッチとサリーにまた会いたいな〜と思います。

そんなワケでして、引きこもり生活、もう少し長引きそうですが、全44巻、とっても優しい気持ちになれる癒しのエピソードばかりですので、ぜひ、お手にとってみてください。ちなみに、今回のサクランボモチーフ、チッチの足のイメージですw。エピソードにも何度も出てきますよ。

そろそろ「あんたの情報源、9割方Twitterやないかい!」というツッコミも聞こえてきそうですね…。ええ、否定しませんともw。

Comment

There is no comment on this post. Be the first one.

Leave a comment

CAPTCHA