虹の下で手をたたこう

皆様、ご機嫌いかがでしょうか?なかなか難しい局面が続いておりますが、NYでは4月16日付で、公式おこもり期間が5月15日まで1ヶ月延長されました。私、もともとオタク気質ですので、延長されてもさほど支障はないのですが、やはり、様々な制限付きの生活が長く続くと、体調管理はもちろんのこと、メンタルコンディションがいかに重要かということ、そして皆で励まし合い支え合うことがどれほど大切か気づかされます。そこで本日は、今現在ロックダウン真っ只中のNYで起こっている、2つのハッピーなムーブメントについてご紹介したいと思います。

一つ目はブルックリンで始まった「Quarantine Rainbow Connection」です。3月中旬、ちょうど非常事態宣言が発動され、本格的にロックダウンが始まった頃のこと。ブルックリン在住2児の母マリッサさんが、自宅待機により外で遊べない子供たちのために、お散歩中に「虹探し」ゲームができるよう、全国の子供たちを持つ家族に「虹の絵を窓にかかげよう」と呼びかけたのがムーブメントの始まりです。

お子様たちの描いた虹が、NYのいたるところに張り出されるようになり、今では虹マップが作成され、誰でもお散歩中に虹を探すことができるようになりました。ブルックリンだけでなく、マンハッタンやクィーンズ、さらにシカゴやオークランドなど、全米中に広がりを見せています。地図上に散りばめられた虹マークを見ているだけで、なんだかとってもハッピーになります♡

Quarantine Rainbow Connection (Map)

THE CUT / New York Magazine

そしてもう一つのムーブメントが「Clap Because We Care NYC」です。これはウィルスと闘う最前線の医師や看護師、それに携わる全ての人々を讃えるために、毎日夜7時、窓を開けて拍手とエールを送るというムーブメント。3月下旬ごろから、マンハッタンのイーストサイドで始まったそうですが、実は私、数日前まで知りませんでした<汗>。それは私の地区が島から少し離れているために、このムーブメントがココまで到達するのに時間がかかった事と、午後7時ごろは毎日思いっきり営業中で、ほぼヘッドホン装着で作業しているため気づかなかったのです…。

数日前のオフの午後、部屋にこもって島開拓に没頭していた私、窓の外から突然聞こえてきた拍手とエールがきっかけで、このムーブメントに初めて気づいたのでしたw。しかもその日は朝からずっと雨だったのですが、夜7時を回るころ急に晴れ、エールとともに空にかかったのがコチラ、ダブルレインボー!!!

(C) Gothamist

日本でもこういったムーブメントは少しずつ広がりつつあります。神戸では4月14日、医療従事者をはじめ最前線で働く皆様へ感謝の気持ちをこめて、神戸の街を青い光でライトアップする「Light It Blueプロジェクト」(#LightItBlue)が発表されました。また、以前コチラで紹介させていただいた「よゐこチャンネル」を始め、日本でもClap Because We Careのようなムーブメントが広がっております。

ロックダウン生活が1ヶ月以上続いているニューヨークですが、皆、少しでも楽しく健康的にすごそうと毎日励ましあっています。そして、最前線で活動されている皆様、物流や販売を支えてくださっている皆様のおかげで、安全に過ごせていることを忘れず、心から感謝しエールを送る。こういった心がけがつながり広がることで、この難局を少しでも軽やかに乗り超えて行けるのではないでしょうか。

それでは最後に、虹のかかった日の午後7時、NYで行われた特別なClap Because We Careの動画をごらんくださいませ〜(音量注意)。Stay Safe!

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