あくま少女は配管工がお好き

皆様、ご機嫌いかがですか?またまたやってまいりましたよ。恒例の「どうでもいい思い出話と絡めた、世界トップランクのどうでもいい情報を、一方的に語られる回」でございます。しかも今回の画像、コレ、一体どういう状態よ?と不審に思われた方も多々いらっしゃることでしょう。これは小学2年生の頃、イトコの家で撮影されたお写真でございます。

当時ウチから自転車で10分ほどのところにあったイトコの家に、ほぼ毎日遊びに行っておりました。その日訪れた際、叔母が用意していたのが上のお召し物。大阪ではお馴染み高島屋の紙袋製マスクに、上品なクラフトペーパー製ポンチョ。そこに小2画伯が描きたした絵と言葉はズバリ「あくま」。何かあったのでしょうか?はたまた、病んでいたのでしょうか?まったく、邪悪なお子です。

イトコがウチからほど近いところに住んでいたのは、私がミス鍵っ子になる直前までの、たぶん2年も満たないぐらいものすごく短い期間でしたが、当時は1日の大半をそこですごしておりました。実はその短い日々の中で、クリエイティブな脳を刺激する様々モノと出会ったのですが、本日は、bearömixxの世界を構成する最も重大な要素との出会いのについて、お話ししたいと思います。

その前に、ミス鍵っ子ってなんぞ?と思われた方のために、ミス鍵っ子について語った回のリンクを貼っておきますね〜。(注:ものすごく不必要な情報を一方的にタレ流されます)

ミス鍵っ子は時代劇がお好き#1

ミス鍵っ子は時代劇がお好き#2

では、さっそく行ってみよ〜!!

その日、学校が終わった午後の早い時間、いつものように自転車でいとこの家に向かいました。家の扉を開けるやいなや、聴き慣れない不思議な音とテレビ画面が飛び込んできました。そのテレビ画面とは……

(C) ITmedia ビジネスオンライン
どどどどどーーーん。そう、後に世界中で社会現象となった「ファミリーコンピュータ」(以後ファミコン)であり、キラーシリーズ「マリオブラザーズ」です。当時、任天堂が開発したGAME & WATCHのブームに陰りが見えていたころで、ファミコンの存在はまだ世間にはほぼ知られていませんでした。新しモノ好きな叔母夫婦、先見の明があったのでしょう。当時から、ブームになる前のものを、よく先物買いしていたのですが、ファミコンも、そんな先物買いの一品でした。そのおかげで私、誰よりも早く超黎明期のファミコンに出会ってしまったのです。

画面を一目みた瞬間、その世界に引き込まれてしまいました。おなじみのコミカルなオープニング曲(音量注意)、黒い画面と、ポップなタイトル、超シンプルでありながらも可愛らしいカメさん(後のノコノコ)、カニさん……そして、ヒゲヅラらしきサロペット着用のオヤジ…。

「なんなんだ、コレは……???????」

オヤジなのに…オヤジなのに、なんでこんなにカワイイんだ!??!?!?!?小2少女、大混乱。未知との遭遇です。

私、コントローラーを初めて持った瞬間のこと、今でもはっきりと覚えております。可愛らしいナゾのオヤジが、コミカルな歩行音やジャンプ音と共に、自分が操作したように動くのです。また、床を叩いたことによって反応するカメやカニの表情が、とにかく可愛らしくて、笑いが止まりませんでした。たかだか人生8、9年しか生きていない小学2年生に、「世の中にこんなに面白いモノ、あったのか」と心から実感させた任天堂、およびマリオの生みの親であるレジェンド、宮本茂様、あなた方は神か!!!(神だ!)

(C) 遊戯屋

その出会いから瞬く間に、荒木家ではファミコンが迎えられ、その後、すべてのプレゼント要素が含まれた年間行事(クリスマスや誕生日)は、ファミコン関係一色となりました。まもなくミス鍵っ子デビューした私、時代劇を嗜むと同時に、「誰にも邪魔されずに、好きなだけファミコンができる」という昭和の小学生の夢をほしいままにしておりました。

そうやって一人でメキメキとゲームの腕をあげ、半年〜1年たったある日のこと、小学3年生になった私の家に、母親同士仲の良かった同級生のKくんとKGくんが遊びに来ました。そこでファミコンを披露したところ、二人は相当衝撃を受けたらしく、その日は3人で心ゆくまで遊び倒しました。翌日「荒木の家にあるファミコンとやらが、めちゃくちゃ面白い」という噂があっという間に広がり、後日クラスメイトの男子10人ほどが家に押しかけてくるというひと騒動がありました。やがてその人気は一気に日本中に広がり、一大「ファミコンブーム」がやって来ました。ここで断言しましょう、ウチの地域でファミコンを広めたのは、絶対に私だ!!!任天堂様、私を初期功労者として表彰してくれませんかね?

そうやって出会ったファミコンは、時を経てその姿を変え、NINTENDO SWITCH LITEとなり、現在も生活の一部として、いつも私の隣にいます。ゲームの中で広がる世界、物語、音、曲、キャラクター、そしてそこで扱われるデザインの全てが、bearömixxの世界の糧となっております。

今回の記事の為に作った16x16ドット(8bit)のクマちゃん画像ですが、コレ、実は配管工オヤジとまったく同じビット数で制作しております。この限られた枠内で表現するのって、本当にムズカシイんですよ!その制作誕生秘話が語られている貴重なインタビュー記事がございますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。神:宮本茂氏  × 神:岩田聡社長(故)という神々の対談形式による2014年の記事です。

社長が訊く『New マリオブラザーズ Wii』(2014)

最後に、冒頭でご紹介したあくま少女には、実は「あくま小僧」という仲間がおりまして、さらに世界を牛耳る強大な力をもつ少女Mとの集合写真が存在していますので、コレを本日の締めとしてご披露させていただきます。

それでは皆様、週の後半も楽しく過ごしてくださいませ〜。

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